おもしろナット IFWAKAI 若井産業株式会社

Q&A

こちらは、皆様の様々な疑問にお答えするコーナーです。
いただいたご質問への回答を順次掲載してまいりますので、上のお問い合わせボタンを押してフォームにご記入いただき、メールでご質問をお寄せください。



                      次のは最新掲載、または更新したQ&Aです

01 製品の購入方法は?
02 リベット式ナットとの違いは?
03 ターンナットの素材、使用条件は?
04 ステンレス製のターンナットはありませんか?
05 メカナットとターンナットの違いは?
06 価格が高いのでは?
07 市販ボルトは使えますか?
08 ネジ締め時に専用工具は必要ですか?また注意事項はありますか?
09 インプルナットのタブを小さくできませんか?
10 インプルナットは大きな下穴を必要としますが、締付後にズレが生じませんか?
11 インプルナットは床面等で使えますか?
12 インプルナットのタブによってできる隙間の影響は?
13 手すり用ファスナーの特徴は何ですか?
14 メカヘビーについて教えて下さい
15 メカヘビ〜はALCに使えますか?
16 メカナットやメカヘビ〜を使って天井に何かを留め付けることができますか?
17 ねじピッチは何mmですか?
18 ターンナット・インプルナットは供回りしませんか?
19 組み合わせるねじで緩みにくくする方法・商品はありますか?
20 どんな 場所 に使ってますか?
21 どんな モノ を留めつけてますか?
22 プレス穴とドリル穴の違いは何ですか?


ifWAKAI_イフワカイ
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Q1: ターンナット、インプルナット、グラロック、工業用メカナットなど、ここに紹介されている製品の購入方法は?
A1: 一般の金物店、ホームセンターでもお取り扱いいただ いておりますが、箱単位での販売もしくは取り寄せになります。少量でご使用の場合には、当サイトにて 「小口注文」を承るコーナーも設けています。ご利用ください。

当社製品のご使用は 使っていただくとかなりの効果が得られるなどご採用例も多い反面、選択や使用法を誤るとせっかくの効果が得られないばかりか、最悪の場合 は事故にもつながります。そのためイフワカイでは、ユーザーの皆様からダイレクトにご相談をお受けしています。



Q2: インプルナット、ターンナットと従来のリベット式のナットとの違いは何ですか?
A2: 中空部分には溶接ナットや板ナットをセットしにくいなどの事情があって、当社製品やお尋ねのリベット式ナットが用いられており、それぞれに特徴があります。リベット式ナットとの主な違いを以下に挙げてみます。

(1)当社製品にはリベッティングのための専用工具が不要です。御社製品の添付部品としてご利用いただいた場合、特殊な技能や工具が不要なため、ナット挿入用の穴さえ開けておけばあらゆる購買者の方にナットをセッティングしていただけます。また、選択的使用部位(必ずしも利用されない部位)においては、無駄なナットを取り付けておく必要がなくなり、ラインでの作業人件費の削減を含め、大幅なコストダウンが可能です。

(2)リベット式ナットはリベッティングによって母材との固着力を得ます。そのため固着力にバラつきが生じたり、リベッティング後は母材への固着力は増加することがないという構造上、ボルト締め付け時に空転(ナットスベリ)が発生する恐れがあります。当社製品は、枠に支えられた状態でボルトの締め付けと共に母材に強く圧接するため、空転が発生しにくいことが特徴です。

(3)リベット式ナットはリベッティングによって外周がリング状に膨らんだ部分が母材の穴周辺と接します。インプルナットやターンナットはより広い「面」で接する板ナットですので、薄い母材でも変形させにくく、しっかり固着します。しかし、価格面ではリベット式に一歩譲ります。作業の省力化や空転時処理などのコストダウンメリットや強度メリットを必要とされない場合は、リベット式ナットがお得です。


(左=ターンナット     右=リベット式ナット)


Q3: ターンナットの素材は何ですか、また使用条件がありますか?
→ターンナット
A3: ナット部分の素材は鋳造亜鉛(枠はSUS304)です。鋳造亜鉛の一般的特性として、鉄に比べると強度や粘りにおいて劣る、鋳造時の「ス」の存在は避けられない、-20℃以下の極低温時には柔軟性が低下する──などがあります。

腐食環境では使用できないほか、人命にかかわるような部位、躯体の組み立てそのものへの使用はできませんのでご注意下さい。また、締め付け時に過大なトルクを加えますと、ボルトの破断やナットの破損を招く場合があります。

ターンナットの採用事例はアルミ建材、ドア、窓周り、スチール家具、自動車の部品取り付け等数多いのですが、特に高い強度が要求される部位ではインプルナットをお勧めしています。


Q4: ステンレス製のターンナットはありませんか?
A4: サイズが限定されますが M6の高耐食品 SN6Sがございます。
枠は他のターンナットと同じでステンレスSUS304で ナットがステンレスSUS303の板ナットとナイロンの複合品です。価格的にお安いものをご要望のかたは、、「インプルナット」をお勧めします。
「インプルナット」はオールステンレス製の製品です。使用方法がターンナット とは異なりますが、格段に高い強度と耐食性が得られます。強度や耐食性を要求される使用部位ではインプルナットのご採用をお勧めしています。
(インプルナッ トに限らずボルト・ナット類はSUS304であっても、激しい腐食環境には注意が必要です)。


(インプルナット)


Q5: メカナットとターンナットの違いは何ですか?
A5: ターンナットは3mm以下の薄い母材(アルミ建材、スチール家具、樹脂成型品、自動車ボディー等)用に開発されたナットです。サイズによっては6mmの厚みの母材までご使用いただけます。使用小ねじは現在、M4/M5/M6/M8に対応しています。

一方のメカナットは10mm以上の厚い部材(合板、複合部材、ハニカム等)を用いる場面に開発された点で大きく異なります。使用ボルトはM6/M8/M10の 他 インチ目の W3/8(3分)に対応しています。


Q6: 価格が溶接ナットやプレスナット、かしめ式ナットよりも高いようですが…。
A6: 製品単価を比較しますと、溶接ナットやプレスナット、かしめ式ナットとは差があります。しかしながら、製品単価以外のコスト、つまり取り付けにかかる人件費などを含めたトータルなコストを考慮に入れていただければ、当社製品に十分なコストダウンメリットを感じて頂けると思います。

例えば溶接ナットでは、化粧(塗装)板で『焼け』や『キズ』が発生すると溶接の後処理に非常に手間がかかったり、また、かしめ式ナットでは以前の質問に対する回答(A2)にもありますように、専用工具の購入やメンテナンス、かしめ不良による供回りの問題等、目には見えないところで様々なコスト要因が発生しております。

もちろん、完全無人化されたような大掛かりな製造ラインをお持ちのユーザー様には、上記の様なコストダウンメリットや強度メリットが必ずしも必要でないと思われますので、従来通りの溶接ナットやかしめ式ナット、プレスナットをお勧めいたします。


Q7: 小ねじ・ボルトは市販のものを使用できますか?
A7: ターンナット、インプルナット、メカナット、メカヘビーはすべて市販の小ねじ・ボルトを使用できます。ご注意いただきたい点は次の通りです。

(1)潤滑性のある表面処理を施されたボルトは使用しないで下さい。低いトルクで大きな軸力が発生し、ナットの破損の原因となります。「○○コート」と呼称される処理品は事前の評価をお勧めします。

(2)ゆるみ止め接着剤を塗布したボルトのご使用は、事前の評価をお勧めします。

(3)太い径の仕上り品は使用できない場合があります。特にターンナットは枠部の穴が太径のボルトを受け入れません。ボルトの直進性を保つ目的で、そのように設計されています。まれですが、ボルトに厚メッキが施されている場合などはご注意ください。

細い径のボルトは使用に支障がありませんが、ねじ山の掛かりが少なくなりますので、一般に低めのトルクでねじ山の破損が生じることが予想されます。


Q8: ボルトを締め付ける時に専用工具は必要ですか?
また注意事項はありますか?
A8: 市販のボルトをそのままご使用いただけることはA8でお答えしていますが、締め込み時にも特殊な工具類を必要とはしません。

ご注意いただきたい点は、手が届かないところにナットが少し宙に浮いた状態でボルトを待ち構えていますので、通常のナットのようにボルトをいきなり工具類で押し込んで強く回してしまうと“カジリ”が発生する場合があります。ナットをセットした後、ボルトは手で挿入してナットとボルトのねじ山を正しくかみ合わせてから工具で回して下さい。

慣れない作業ではボルトを挿入した時に、軽く押し付けながら1〜2回転ほど逆転させて「カチッ」という感触をつかんでから、押し付けたまま右に正転させてねじ山をかみ合わせて下さい(添付部品としてご使用の場合にも、説明書に明記されることをお勧めします)。


Q9: インプルナットの「タブ」は小さくなりませんか?
A9: ターンナットに比べるとインプルナットのタブは大きいのですが、タブをつかんで下穴に挿入→引っ張る──という手順が必要なため、小ささを犠牲にしてもタブのつかみやすさを重視して形状を決定致しました。

またインプルナットは、高い強度が要求される部位での使用を大前提に開発された製品です。一般に、薄板に対してM6、M8、M10のねじやボルトで強力に 締結されますと、取付材(筐体等)が引き付けられて変形します。そこでほとんどのユーザー様が取付材の表面を広い面積のステーなどで覆い、締結時の引き付けによる変形を抑制されます。イフワカイでは、タブの大きさを、そのステーなどに隠れる程度にさせていただいたわけです。

タブが器材からはみ出してしまう場合は、ナットの向きを変えていただき、タブを折り曲げた状態でステー等に隠れる位置を探してご使用ください。器材に合わせてインプルナットを挿入する向きを調整していただければ、ほとんどの場合問題がないようです。

なお、強度や錆の問題を重視されないケースでは、ターンナットをご使用いただくことで小さな部位にもご使用いただけます。


Q10: インプルナットは使用するねじサイズより大きな下穴が必要なのですが、締め付け後に「ズレ」が生じたりしませんか?
A10: 締め付け後に「ズレ」が生じることはありません。ナットを表側から裏側へ挿入する構造上、どうしても使用するねじサイズよりも大きな下穴が必要になります。そこでインプルナットやターンナッ トはナットの取付材の当たり面に凸部を設けてあり、その凸部が下穴にかかってズレを防止するように設計されております(製品紹介画面の図をご参照下さい。 雌ねじの周囲が凸状になっています)。そのため締結後は、ナットの凸部が下穴にかかっていますので、使用するねじやボルトは必ず下穴の中心を通りますし、 側面でのご使用でもズレは発生しません。


Q11: インプルナットは床面等で使えますか?
A11: 少し工夫が必要ですが、使用できます。側面に使用される場合はタブを折り曲げて引っ掛けるので仮固定は問題無く行えますが、床面等で使用される場合、タブの折り曲げだけでは仮固定が困難な場合があります。その場合はタブを両面テープで仮固定するなどしてご使用下さい。


Q12: インプルナットのタブが取り付け材と取り付け物との間に残りますが、隙間ができませんか?
A12: 図面上ではタブの厚みだけ隙間ができることになりますが、タブの厚みは0.3mm(PL12は0.4mm)と非常に薄く設計してありますので、実用上問題無い範囲だと考えます。ちなみにターンナットの頭部フランジも、0.3mm厚のものを採用しております。


Q13: 手すり用ファスナーの特徴は何ですか?
A13: 手すりを「ファスナー」メーカーの立場で大きく分けさせていただくと
1)M6・M8・M10などのボルトで取り付けるタイプ
2)木ネジやタッピンねじで取り付けるタイプ
の2つにわけることができます。

ifWAKAIがご提供していますのは、主に1)のボルト取り付けタイプの手すり用部品としてのファスナーです。
この種の手すりは病院や公共施設、ショッピングビルなど大型施設や、住宅でも強度の要求される箇所に用いられることの多いものですが、取り付けも高度な性能が要求されます。しかも、取り付けられる壁面は耐火ボードなどが代表する中空状態の板壁が多くなります。体重を支える手すりを、このような壁にしっかり と固定するためにはできるだけ大きな板ナットを壁の表側から、「手の入らない」内側に入れる必要があります。

私どものメカナットM6・M8・M10はそのようなニーズにお応えするファスナーとして誕生しました。手すりの種類によって、ターンナットも取付け部品としてメーカー様にご採用いただいています。 (メカバスナットは住宅用の手すりに用いられます。)


Q14: メカヘビーについて教えて下さい
A14: 手すりは、本来は補強下地を設けた壁面に取り付けられますが、
1)意匠上の特殊な支持
建物の状況によっては意匠上の理由などで、まれに部分的に補強下地のない壁面で支持しなければならない部位が発生します。
2)ユニットバスへの補助手すりの取り付け
壁材が薄い鋼板補強石膏ボードの「バスパネル」にL字型の補強手すりを取り付ける場合、メカナットでもナットと壁面裏の接着面積が少なく、バスパネルのたわみ・割れなどの原因となります。

いずれの場合でも、できるだけ長いナットを壁面の裏に入れる必要が生じます。
一方で壁面と裏の隙間の奥行きは限られています(隣室の壁があります)ので、長いナットは入らないという矛盾が生じます。壁面に大きな穴をあければ長いナットも入りますが、防水や美観上の問題が生じてしまいます。

そこで、長いナットを「穴から入れるときだけクネクネ曲げられないか?」というテーマに挑戦して解決した製品が「メカヘビー」です。穴に入れる時は「ヘビ」のように小さな穴でも曲がって入り、中に入ると約100ミリの長い棒ナットになります。
M6・・・主としてバスパネルの補助手すり用(SUS304製)
M8・・・主として内装壁面の手すり用(亜鉛鋳造製)

なお、本来は十分に補強された壁面を設けて取り付けられるべきものですので、十分な知識のある専門メーカー様のみご利用下さい。また、バスパネルの中には本品でも保持強度を得られない構造のものもありますので、事前の評価が必要です。


Q15: メカヘビ〜はALCに使えますか?
A15: メカヘビ〜はALCにご使用いただけません。

理由はメカヘビ〜のナットを固定している“ピン”が飛ぶ事が考えられるためです。 ALCに対しては弊社商品メカナットで施工は可能です。ただし、インパクトドライバーやレンチなどによる過度な締め付けをすると、ナットがALCに陥没しますのでご注意ください。
なお、トグル式ボルトナット(通称:トンボなど)よりも沈み込みなどが緩やかなため、ALCに対してはメカナットをお勧めいたします。また、沈み・緩みが発生した場合はボルトの“増し締め”が必要となります。


Q16: メカナットやメカヘビ〜を使って天井に何か(スピーカーなど)を留め付けることができますか?
A16: 絶対にお留め付けできません。

天井石膏ボードに留めつけることが出来ても、 天井石膏ボードが軽量鉄骨などにタッピングのみで留めつけているためです。 そのため、一度は留めつけることが出来ても、地震や振動その他要因で天井石膏ボードごと落ちてしまいます。
複数点での留め付けにしても同様です。


Q17: ターンナット・インプルナット・メカナット・メカヘビ〜・メカバスナットに使うねじのピッチは何mmですか?
A17: ピッチはねじ呼び径により、以下の通り設定しております。
なお、一般的な【並目】を採用しております。

ねじ呼び径 ピッチ(mm)
M4 0.7
M5 0.8
M6 1.0
M8 1.25
M10 1.5
M12 1.75


Q18: ターンナット・インプルナットは供回りしませんか?
A18: 供回りしにくい構造です。
ご使用上、フランジやタブに【取り付け器材】を“当てがう”ことで【相手板材】と【取り付け器材】との間にフランジやタブが挟まれます。挟まれる事で位置が固定される為、ナット自体がボルトと供回りしにくくなります。


Q19: 組み合わせるねじで緩みにくくする方法・商品はありますか?
A19: @ねじにスプリングワッシャなどを挟み込む。
Aねじ山に「ゆるみ止め剤」を塗布されたねじを使う。※
Bねじの締め付け際、締め付けトルクを管理することで緩みにくくする。
などが考えられます。

また、上記以外の“緩みにくくする方法・商品”がある場合が考えられます。
なお、@〜Bは“完全な緩み止め”ではないため、実際の現場や状況に応じてお客様にて適宜選定してください。


Q20: どんな 場所 に使ってますか?
A20: 自動車・輸送機・・・
車の内装の取付、外装への部品の取付、バンパー(カバー)、ボデー側の予め空いている穴を再利用。

建築・景観資材・・・
鋼管・角パイプ、中空建材(内外装材)、ユニットバス、石こうボード(プラスターボード)、アルミサッシ、樹脂サッシ。

機械・・・
アルミフレーム・鋼管・機械への部品の後付け。


Q21: どんな モノ を留めつけてますか?
A21: 自動車・輸送機市場・・・
アシストグリップ、サイドステップ、リアアンダーミラー、スポイラー、フォグランプ、コンソールボックス、マッドガード、ロッドホルダー、内装フックなど

建築・景観資材・・・
手すり、クレセント、補助錠、物干し金物、収納ユニット、ルーバー、パーゴラ、ベンチ、アングル、ミラーなど

機械・・・
FAパーツ、盤部品など

上記【お問い合わせ・サンプル依頼】からお申し込み下さい。



Q22: プレス穴とドリル穴との違いは何ですか?
A22: 設計上はプレス穴と同径のした穴が必要です。
正確な機械(プレス)加工でなく、鉄工ドリルやハンドリーマーなど手で加工した場合、円形状が【おにぎり型】のようになる場合がございます。
その場合にもお使いいただけるように、0.2mm大き目の下穴径を設定しております。

※真円に近いドリル加工が可能な場合は『プレス』欄の下穴径をご採用ください。(詳細はパンフレットに掲載しております。)


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